COLUMN
2025.01.06
#07 明成法務15周年パーソナルインタビュー|経理総務部・辻 鮎 「たった一度の出逢い、たった一度の人生だから」
明成には、経理・人事・総務・広報をたった一人で引き受けてきた女性従業員がいます。
約10年にわたり、裏方から見つめてきた明成の変遷とは?
代表・髙𣘺とのエピソードも交え、歩みを振り返ってもらいました。

2014年入社 経理総務部 辻 鮎
後ろは決して振り返らない
私が入社した頃の明成は、5人ほどのメンバーが働く小さな事務所でした。
それまでメインで請け負っていた債務整理の依頼が下火になり始めた時期でもあり、キャッシュフローは厳しい状態。持ち出し金も多く発生していて、「この残高からどのように支払えばいいですか?」と代表の髙槗に何度確認しても、「大丈夫」の一点張り。
経理をかじったことのある人なら誰もが不安になるはずのこの状況で、髙槗はただ前だけを見続けていました。
その後、不動産登記や相続関連業務のご依頼が軌道に乗り、従業員も増加。
ですが、当時の事務所は明らかな人員オーバーで、人が後ろを通るのもやっと、トイレも男女兼用…。しばらくして事務所の増床と同時に、業務をチームで分けていく業務部制がスタートしました。
「会社らしくなってきたな」と思っていた矢先、髙槗はまたも新しいビルへの移転を検討し始めたのです。
その物件は駅前の一等地。130坪のフロア面積。
賃料は倍以上。最初は冗談だろうと話半分に聞いていましたが、やがて「契約しちゃった」とひと言。
もはや驚きもしませんでした。髙槗が決めたことの先を見て、私はこれからやるべきことを考えていました。


15年の歩みの中で得てきたもの
そして今、広すぎると思えたフロアも、新しいデスクでいっぱいになろうとしています。
そこで働く従業員の真剣な眼差しを見るたび、かつては無謀に思えた髙槗の決断も、今では妙に納得できてしまう自分がいます。
彼の目線の先には、今も昔も「お客様」がいました。
ただ純粋に、お客様から寄せられる期待に応えたい――その一心で15年間を突っ走ってきたことが、今ならよく分かります。
だからこそ、お客様からの信頼が厚くなり、その結果として、たくさんの仲間を得ることができたのではないでしょうか。
働くことは、生きること
働くということは、生活の大半を占める人生における重要なファクターです。
時間の大切さを身に沁みて実感しているからこそ、私はここで働く皆さんに、明成という場所で少しでも有意義な時間を過ごしていただきたいと考えています。
もし仕事で大切な友達に会えないのなら、ここでも素敵な仲間と出逢ってくれたら、私も幸せです。
そんなことを言いつつ、明成の古参メンバーとゴルフに行こうと約束してから早3年、いまだに実現できていない私です(笑)。
これからは私自身も、新しく入ってきてくれた仲間たちをもっと頼って、人生における大切な時間をさらに有意義に過ごしていきたいと思っています。